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リアライズじゃなくて、なんだっけ…
リコーダーじゃなくて……
…………あ、サルベージだ!
reから始まる言葉じゃなかった!!

……と、その前に。
RT企画の残り2本がなかなかアップできず、本当にすみませんorz
もう少々お待ちくださいませ。。。。


先月お目見えの「幕末恋語り」、仕上げる際に削った場面やら何やらが多数あるのですが、ココだけはお蔵入りさせるのが忍びないというか、伊東甲子太郎の歴史的再評価を切望する一個人として、どーしても残しておきたいのでサルベージ決行です。


文庫の134P、後ろから4行目のところ。
屯所での平助と沖田の会話シーン、最初はこんなのでした。

 ↓

 
 摑んでいた衿から手を離し、とん、と一度だけ肩をたたく。沖田はゆっくりとまばたき、弱弱しげに口の端をつりあげた。彼は平助より四つ年上だが、その表情は暗闇に怯える幼子のように見えた。
 だから平助は、伊東の言葉を思い出す。
 かの病は養生こそが一番の薬だが、沖田は違う。隊務から外し、新選組という集まりの蚊帳の外に追いやっては、彼の気が滅入り、治る病も治らない。彼が床(とこ)臥(ふ)して動けないときに、永倉たちが会津藩庁で騒動を起こしたのもまずかった。寝込んでいなければあんなことはさせなかったと、心底悔やみ、怒り、嘆いている。
 言うなれば、沖田にとっての新選組とは、近藤局長を主人(あるじ)とした「家」であり「城」だ。
 これからもし、病がいよいよひどくなり、郷里に帰す、などという話が持ち上がれば、彼は即座に切腹するだろう。せめて町から離れて山里で静養しろ、と局長がきつく言いつけて、それにしたがっても、体よりも先に心が死ぬ。まさに不治の病だ。
 ならば、試衛館の出でもないのに参謀を任された「新参」の「よそ者」を嫌い、悪(にく)むことが、多少の張り合いとして役立つかもしれない――――。
 苦々しげに笑うことも、揶揄や侮蔑もなく、伊東は淡々とそう言った。
 参謀殿は理詰めで堅苦しい、と毛嫌いする隊士もいる。だが伊東のあの静かな目は新選組を、隊士をたしかに見据え、その先を常に考えている。
 その聡明さを、沖田にもわかってほしい。
 平助はそう願っているが、詮なき願いだということもいやというほど痛感している。
「芋名月も見たことだし。もう寝るよ。あ、残りの壬生菜漬け、平助にあげる」
「おう。これで風邪ひいたら、絶対にうつし返すからな」
「平助なら平気だと思うけどな。ほら、馬鹿につける薬はなし、っていうから」
「おい、なんか話がすり替わってンぞ」
「気のせいだって」
 あはは、と沖田は楽しげに声をあげる。そして立ち上がりざまに、ぼそりとつぶやいた。


---------------------------------------

……という文章のあとに、文庫134Pの後ろから3行目の台詞が入ります。
契約の都合上、文庫の文章は載せられないのでブツ切れサルベージで失礼しますorz

 

Posted by 藤原眞莉 at 03:33 | お仕事関連 | -

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