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お茶請け的な何か。
みこうさプロットの続きを載せたかったのですが、作業用PCに触れないので、別端末からアクセス中。
例のアナザーな話の序文な感じのもの、アップしておきます。 

そろそろ、ブログの記事分類に創作物カテゴリを作るべきですかね……
 不親切設計で申し訳にゃーですorz




我儘な恋でした。 

ひとりめの彼とは、初めはただの御礼参りのつもりで、だけど彼の優しさに触れて、彼に何かを残してあげたくなった。 
ふたりめの彼とは、奇縁のまにまに。妖かしを微塵も恐がらない彼の魂を闇に狂(ふ)れさせたい興味本位から、いつしか、枕を請うて涙した。 

我儘は、性分なのです。

我儘に振る舞えば、大抵のモノは私を遠ざかる。都合よく解釈する。それでよかった。私は辰狐で人間(ひと)ではない。あれほど無防備に生きることを赦された命ではない。如何なる心が奥底にあれど、妖かしである限り、本音などひた隠して、快楽(けらく)に耽るのが本性なのです。 

私は我儘です。

だから、恋をしました。
自らの本性を欺いて、そうしてなお彼らに心を寄せました。頑なの筈の心が、魂が、あの恋の前ではいともたやすくとけてゆきました。

我儘は、過ぎればただの贅沢。 

贅沢でした。

涙するほどに幸せな心根を知りました。


そうして、彼と出逢いました。

彼はなにかと抵抗するくせに、自らの背負う因果因縁をわかっているのに、それでも、その総てを放り出すと覚悟して、私の手を取りました。 

妖かしと生まれ行きて、はや数百年。
私は初めて、私と同じぐらいに我儘な魂にまみえました。 

飽きれました。
恋しました。
愚かな選択を曇りなき眼で下す彼への愛おしさは、底無しの泉の如く溢れ、この胸を満たしました。

ゆえに、私も選択しました。

和泉なる信田のうらみ葛の葉の名を冠する、この身なればこそ。

Posted by 藤原眞莉 at 02:18 | 日記 | -

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